ABOUT

About "円卓会議・照明楽会"

円卓会議・照明楽会は、日頃照明について熱く語り合っている5人の照明デザイナーが発起人となって、緩やかな連体のもとに集まり、照明から発信する文化活動の基盤として2002年に発足しました。発起人は内原智史、東海林弘靖、武石正宣、東宮洋美、富田泰行で、共に同じ世代を形成する照明デザイナーであり,相互に情報交換を行ってきましたが、内容が四方山話から照明デザインの実務の詳細、照明の可能性に至り、この内輪の議論を公開し多面的な活動を通じて照明文化の向上に貢献することを目的としています。

MEMBER PROFILE

東海林 弘靖 / Hiroyasu Shoji

LIGHTDESIGN INC. 代表 / 照明デザイナー。IALD国際照明デザイナー協会プロフェッショナル会員

光と建築空間との関係に興味をもち建築デザインから照明デザインの道に入る。

1990年より地球上の感動的な光と出会うために世界中を探索調査。

アラスカのオーロラからサハラ砂漠の月夜など自然の美しい光を取材し続け、光との出会いの感動を糧に、超高層建築のファサードから美術館、図書館、特殊医療環境まで人間と光の基幹的な関係を読み解きながら、デザイン活動を行う。

 

武石 正宣 / Masanobu Takeishi

1959年神奈川県生まれ/1982年多摩美術大学建築科卒業。1990年~95年海藤オフィス チーフデザイナー。1996年ICE 都市環境照明研究所設立。都市や建築、インテリア等を主とした照明は、ただ物を明るく見せる役割にとどまらず、空間や時間の見え方と見せ方に大きく関わっているとICEは考えます。照明デザインとは、照明それ自体が目立ってしまってはあまり意味を持たなくなります。照明とそれによって照らされるものや空間が強い関係を持ち、それが結果として美しく見えてくる行為が照明デザイナーの仕事だと考えています。

 

東宮 洋美 / Hiromi Tomiya

1980年、東宮照明設計事務所入社。2004年、社名変更登記 ライトスケープ・デザイン・オフィス。

ライトスケープは自然光や建築とのバランス、人や空間との関係における光の重要性や可能性を探究し、人の心理に影響を与える“知覚する光”による視覚的効果に配慮したデザインと意識を提供します。

プロジェクト:石神井公園ふるさと文化館、東急ウェリナ大岡山、銀座三越新館、二子玉川ライズショッピングセンター他

著書:オーム社「光の景観 照明の計画とデザイン」「光の景観2 照明デザインプロジェクト」、学芸出版社「世界の建築照明とライトアップ」

賞歴:環境省 省エネ照明デザイン賞グランプリ、日本照明学会 日本照明賞、北米照明学会 国際照明デザイン賞Award of Merit

 

富田 泰行 / Yasuyuki Tomita

照明デザイナー トミタ・ライティングデザイン・オフィス代表。卒業後、株式会社石井幹子デザイン事務所を経て、トミタ・ライティングデザイン・オフィスを設立。学生時代の欧州旅行が光への目覚めとなり、照明デザインへの道を志す。“光のデザインは関係性のデザイン”をモットーに都市計画、都市再開発、建築、インテリアの照明デザインに携わる。武蔵野美術大学、女子美術大学他非常勤講師。日本照明賞、SDA優秀賞、IESNA AWARD OF MERIT他受賞。国際照明デザイナー協会、照明学会、都市環境デザイン会議、日本デザイン学会会員。